わたしとわらしのくらし

座敷わらしを通じて、日本の文化を大切にしたスローライフを送っています。

わたしとわらしの出会い


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おはようございます。

今朝は雨の大阪です。

今日はわたしとわらしちゃんの出会いをお話したいと思います。

 

あれは8年くらい前のことでしょうか。

その頃のわたしは仕事も恋愛も何もかもうまくいかず、

離婚後ひとり暮らしをしており、真夜中眠れず絶望の中布団にもぐってシクシク泣いていた。

 

この先の未来に希望もない…

そんな心境で打ちひしがれていた。

そんな時です。

 

真夜中、布団の横がまぶしく感じた。

(ちなみにベッドなんてオシャレなものはなく、フローリングにお布団敷いて暮らしていた)

不思議と恐怖心はなく、温かな光のほうをみると

白い光の中に小さな女の子がみえた。

市松人形みたいな、長い黒髪で着物を着た女の子。

年齢は5~6歳くらい。

前髪は長く、表情は見えなかった。

だけど一瞬、ニコッとした口元はみえた。

すると不思議なことに、心の中がすっと軽くなって

悲しみも癒えて、

理屈抜きでこれから先はもう大丈夫、

と自然と思え、その後深く眠りにつくことができた。

 

朝目覚めた時も深夜の不思議体験をはっきりおぼえており、夢にしてはリアル過ぎて、あれは座敷わらしちゃんがわたしをなぐさめにきてくれたのだと感じた。

 

その日以来、わらしちゃんはわたしの側にいるようになった。

はっきり姿がみえたのはあの夜だけで、

しかし気配というか存在感は度々感じるようになり

時には職場についてくることもあった。

職場の人達は幸いそういう不思議な話が好きな人達だったので、純粋に信じてくれて

一緒に働く先輩達は子育て経験者ばかりだったので子ども好きで、私達には見えないけど側にいるんだねぇ、とわらしちゃんをかわいがってくれた。

 

わたしはわらしちゃんのことを、わら子(わらこ)と名付けた。

なんて単純なネーミング。笑

わら子とは、笑子と書きます。

よく笑う子なので、笑子。

わら子ちゃんは日々楽しそうです。

わら子ちゃんが近くにいると、

すごくすごく、幸せな空気に包まれます。

それはもふもふの動物に癒やされているような、

赤ちゃんの笑顔を見た時のような、

からだの底から湧き上がるような喜びです。

それはわたしだけではないみたいで、

前述の職場の人達もわら子ちゃんが近くにいる時は、

皆ギスギスした空気がなくなり、職場が明るく笑いに包まれ、とても楽しいものでした。

 

ここでひとつ気がつきましたか?

そう、このわらしちゃんは家につく子ではなく、

人につく子。

だから、わたしの行く先々いろんなところにいて

その場所で周りの人達を笑顔に、幸せにする子なのです。

お出かけ好きのわらし、わら子ちゃん。

会社の先輩はわらちゃん、と呼んでくれました。

いろんな呼び名で呼んでもらえて、親しみこめて接してもらえうれしそうです。

当時の職場は大阪市北区中之島にある大きなオフィスビルでしたが、

コンクリートの珍しい建物はわらしちゃんにとって大きなおもちゃ箱だったかもしれませんね。

キャッキャキャッキャ、

大はしゃぎしていましたw

こういう時の説明は少々難しいのですが、

見えないのにどうしてわかるの?って感じですが、

頭の中にダイレクトに、声が響いてくるのです。

骨伝導してるかのように。

 

温かい空気感というのも、

エアコンから出てくる温風は

目に見えなくてもその温もりをはっきり感じられますよね。

目に見えなくても存在する、感じるというのは

そんなイメージです。

 

わら子ちゃんは実体はありませんが、

名前をつけられ、自分の存在を認めてもらえことを

喜んでいるようでした。

人間も同じですよね。

誰だって認められたい、否定されず受け入れてほしい。

そうしてくれる相手になら、力になりたいと思うことでしょう。

 

わたしのもとにわらしちゃんが来てくれ、今でもずっと側にいてくれるのは、

ただ自然に座敷わらしさんの存在を信じ、

わらしちゃんが好きで、助けに来てくれたことを夢や幻と終わらせず、ありがとうの気持ちでいたからだと思っています。

これからもずっと大切にし、わら子ちゃんがずっと笑っていられる毎日であるよう、

愛情をそそいで生きたいです。

 

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