ハロウィンの不思議な出来事
☆Trick or Treat☆
お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ♪
そう言いながら子ども達が街中を仮装して練り歩く
ハロウィンの日。
そもそもは外国のお盆みたいな行事。
死者を弔う祭り。
目に見えない世界をすぐ身近に感じる、年に一度の夜。
わが家では不思議なことが起こった。
その日わたしは体調を崩し、1日中寝込み休んでいた。
わが家の主は怖い話が苦手で心霊体験などもなく、
そういうのを信じない人なのだが、
ハロウィンが明け月が変わり、11月1日の朝、食事の時にボソッと話しだした。
「昨日の夜お風呂上がり体重計乗ったら数字がぐるぐるぐるぐる動いて、結果51キロやったんやけど」
はい?
いやいや、普段60キロの人がそんな1日で10キロ痩せるわけないやん。
「それにさ、お風呂上がりでからだ温まってるのに、足元がひやってすんの。なんか通り抜けたみたいな。でも怖いとかいやな感じじゃなく、ビリって電気を感じるみたいな」
おや?
それはもしかして…。
「ざしきわらしがイタズラしてたんかな。ハロウィンやし」
わらしちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今までわたしがどんなにわらしちゃんの話をしても、
いない見えないとその存在を認めようとしなかった人が!
そして体重計乗ったら履歴を見てみたら
ほんとに約10キロ減った数値が残ってた。
登録者を間違えて計測したわけでもなく、本人の番号だった。
そしてわたしが見てる前で再度体重を測ると…
もとの60キロになってた。
そりゃ機械のエラーとか故障とかも考えられるけど、
電池も変えたばっかりだし、何よりそんなおかしなことになったことは未だかつてない。
それがハロウィンの夜にだけ…おまけにわたしが体調不良の時に限ってって、ねぇ。
出来すぎてやしないですか?
これをきっかけに、主さんもちょっと
わらしちゃんの存在を認めつつあります。
そのせいか、話し方や態度が、今までよりやわらかくやさしくなっています。
そう、子どもと接する時のように。
ざしきわらしの存在を信じるか信じないかは個々によると思うけれど、
妖怪なのか神様なのか見えない子どもに対しても敬意を払い、穏やかに過ごせたら、
その人もその人のまわりにいる人たちも
温かくしあわせな空気に包まれることでしょう。
ひいてはそれが、グローバルな視点で言えば
世界の平和にもつながるのではないかと。
思ったりもするわけで。
日本の妖怪や神様達は、今を生きる私たちに
太古の昔より
人としての心の持ちよう、生き方を教えてくれているように感じます。
今年はぶっ倒れていたので、
来年のハロウィンには
わらしちゃんの好きなお菓子をたくさん用意してあげようね。
#ハロウィン
#座敷童子
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