さてさて、うちのわらしちゃんに古き良き日本の原風景を見せようと、
大阪〜奈良生駒を結ぶ、暗越奈良街道(くらがりごえならかいどう)を進む歩き旅。
最大の難所に差しかかりました。
暗峠最大傾斜地
です。
傾斜率37%。車も自転車もかなりきつい急坂。
もちろん歩きでもきつい。
目の前にそびえる坂…!
とてつもない圧を感じる。
特に看板などは出ていないので、
GoogleMapで位置を確認してわかりました。
道沿いにはきれいな水が流れています。
もうここで水浴びしたいほど汗だくだ。
ゲートは閉まっていたけど、ここにはUターンの道があり、その横の段差に座ってひと休み。
( ´ー`)フゥー...
足もパンパン。
しかしこの坂を登れば
峠はもう少しだ。
昔小学校の国語の教科書かな?
こんなフレーズがあった。
『あの坂を登れば、海が見える』
題名も作者も覚えでいないけど、
時々ふと、そんなような
記憶の断片が蘇ることがある。
人間の脳って不思議ですね。
今の心境は
『あの坂を登れば、峠が見える』(はず)
がしかし…!
ものすごく入るのがためらわれる道です。
ちょっと怖くないですか^^;
この辺りお寺が多いようで、度々看板を見かけます。
寄ってみたいが今日はひたすら暗越奈良街道を進みます。
(初めてなので時間が予想よりかかると考えて)
ここまで来るとトイレもあります。
どうやら所々トイレがあるので、その点はハイキングしていても安心ですね。
最大傾斜を超えると、弘法の水があります。
衛生面で現在は加熱しないと飲めませんが、
昔の旅人たちはここで乾いた喉を潤したことでしょう。
お地蔵様やお社もあり、針の止まった時計もあって
まるでここだけ本当に時が止まっているかのようでした。
しばらく行くと開けた風景に(やっと)なりました。
暗峠の再生棚田
です。
田んぼに稲穂が実ります。
気温が24度。
この日大阪市内は30度でしたので、
かなり低めです。
それでもずっと歩き通しだと汗だくだく。
首に巻くタオルはあったほうが良いでしょう。
田んぼとコスモス。
秋だねぇ、わら子。
きれいな風景だ。
最大傾斜を超え緩やかな道を行くと、お地蔵様が。
ここには矢田山まで二里と石柱に彫られている。
峠を超え奈良の矢田山へ行くのに約8キロメートルの道標。
今も昔も旅人をやさしく出迎えてくれるお地蔵様です。
滑り止めで舗装されていた道が
石畳になってきたら、峠がすぐ目の前の目印です!
やっと、やっと…!
峠に着きましたー!!
えっと…
ちっちゃ(笑)
暗峠を記す石碑。
道の片隅にポツンと^^;
けれどこの瞬間、
やり遂げた達成感と充実感で
思わず(小さく)ガッツポーズっ。
やりましたね(人*´∀`)。*゚+
最初の5分で挫けそうになり
思わず駅に引き替えそうかと思ったことも
すでに過去のこと。
出発点からおよそ1時間30分で登頂。
坂は急だが駅からすぐの気軽にできる峠越え。
それが暗越奈良街道です!
峠まで来ると、茶店も数件ありました。
ここで昼食をとるなり、ひと息入れるのもありですね。
ここからは下り坂。
先に見えるは希望の光(笑)
これから先は主に生駒側。
どんな景色が見れるか楽しみに、
わたしはわらしちゃんとまだまだ歩きます。
続きはまた次回〜
(^.^)/~~~
#暗峠
#ウォーキング
#ハイキング
#大阪
#奈良
#近鉄沿線
#棚田
#座敷童子
#日本
#風景